「検討します」で終わる商談を打破する方法
「ありがとうございます。あとは社内で検討しますので、少しお待ちください」
この丁寧な一言を合図に、盛り上がっていた商談の熱が急速に冷め、案件が静かに塩漬けになっていく経験はありませんか?
強引な営業は通用しない時代。お客様が自ら「この人についていきたい」と感じる、本質的な「営業のリーダーシップ」を身につける方法をご紹介します。
なぜ、あなたの熱意は空回りするのか?
メリットの提示だけでは不十分
「コスト20%削減!」「業務効率30%向上!」といったメリットの提示は、もはやお客様にとって当たり前。心を動かす決定打にはなりません。
お客様の本音
「良い話だけど今すぐやらなくても…」「競合も同じようなメリットをもっと安く提案している」と冷静に判断されています。
結果として、あなたの熱意は空回りし、「検討します」という便利な言葉で、商談は静かに幕を下ろしてしまうのです。
営業レベルを3段階で高める
【レベル1】メリットを語る営業
自社の商品やサービスの「良いこと」だけを提示。ほとんどの営業がここに留まり、価格競争や「検討します」の壁にぶつかります。
【レベル2】チェックポイントを示す営業
「成功企業が押さえている10のチェックポイント」のように、現状の課題を浮き彫りにします。しかし、お客様が「自分たちでやってみます」と言うリスクも。
【レベル3】ステップで導く営業
「課題解決のための具体的な道のり」と「今日から踏み出すべき最初の一歩」を毅然と示します。お客様の思考停止を打破し、検討プロセスを力強くリードします。
ステップ提示がもたらす3つの効果
レベル3の営業が「ステップ」を提示した瞬間、お客様は次のように感じます:
  • 思考のフリーズが解ける:「何から手をつければいいか分からない」という漠然とした不安が消え、進むべき道筋が見える
  • 圧倒的な専門性を感じる:成功と失敗の経験則に基づいた「勝利の方程式」を知っているプロだと認識される
  • 失敗したくないと強く思う:正しいステップを踏み外して失敗するリスクを避けたいと感じる
この「ステップ」こそ、他社やお客様自身では真似できない、あなたの会社の最も貴重なノウハウです。営業のリーダーシップを発揮し、「検討します」の壁を突破しましょう。
この投稿が役立ったと思ったら、営業チームのリーダーにシェアしてください!